電子書籍の制作出版の方法を、丁寧に解説する出版サポーター、あっこです。
「電子書籍の制作を始めたから、作業の時間を削りたくないヨーっ!!
情報を調べる時間も節約して、集中したーい!!」そんな人も応援しています。
すでにkindle本出版をがんばっている人が、
最近、気になって、
ザワザワソワソワしているであろう、
アレについて。
そうです。
ペーパーバック!!
いつも作業を頑張っているから、調べたいのに後回しになっている人のために、
今の所でわかった概要を共有させてもらいますネ。
ちなみに、もしかしたら、Amazonから事前にお知らせが来ていて、
私が気づいていなかっただけなのかもしれません。笑
万が一、私と同じように動揺している人がいたら、参考にしてもらえることがあったら嬉しいです。
- それは突然、現れた。
- 「『ペーパーバック』??」
- 「ペーパーバック」=「注文した人にだけ印刷して出版する、紙の本」
- 特徴①注文された分だけ印刷して出版。
- 特徴②好きな書式・デザインが購入者に届く
- 特徴③ロイヤリティが異なる
- 特徴④印刷費がかかる
- その他
それは突然、現れた。
「KDPのレポートをチェックするのが、楽しみな日課なんだよネ~♪」
と、
毎日ウキウキしながらKDPレポート見ているKDP著者さんて、きっと多いと思います。
私もそうです。
日々の販売状況やページビューを確認して、一喜一憂したり、励みにもなります。
そんな大好きなKDPレポートのチェックをしている、ある日のことです。
というか、超、最近です。
それは突然現れて、驚きましたよネ。
「『ペーパーバック』??」
いつものアノおなじみの画面に、枠がひとつ増えていました。
「ペーパーバックって、、、何者?? 紙のバック?! 世界中で販売??」
それは、
「ペーパーバック」=「注文した人にだけ印刷して出版する、紙の本」
というものでした。
これは、
・本当は紙の本が出版したいのに、出版できない人
・新たなビジネスの活動展開を模索中の人
そんな人にとっては、特に追い風となる、とても大きな変化でもあります。
そして、「ペイパー」ではなく、「ペーパー」でした。
これはどうでも良い感じの情報ですネ。笑
特徴①注文された分だけ印刷して出版。
ペーパーバック書籍は、紙の本になって、お客様に届きます。
必要な分だけが印刷出版されることにより、
・ムダな出版費用がかからない
・在庫を抱えるリスクがない
有形の書籍になって欲しい人に届くのに、不要なものは無形で管理。
無形だから、電子書籍と同様、
お金をかけずに簡単に、いつでもすぐに誤字訂正や、
最新の情報に更新していくことが可能です。
これって実はすごいことですよね。
ヒッソリと革命的なことが起きていました。
紙の書籍が好きな購入者さんのニーズと
電子書籍出版側のメリットである部分が、絶妙にマッチしています。
両方の良いトコどり、といった感じですネ。
Amazonさんてすごい。
しかも、書籍を購入したい人が注文をした際に、Amazonが自動で印刷と出荷をしてくれます。
著者さんは、そこから何か特別な手続きをすることはありません。
毎日のレポートを、楽しみに見ていれば良いだけなのです。
ここは電子書籍出版と同様の動きになりますネ。
特徴②好きな書式・デザインが購入者に届く
これが、今の時点で私が思う、ペーパーバック最大のメリットと特徴であり、
注目すべき部分でもあります。
・絵本やデザイン系の書籍を、お金をかけずに出版したい
・学習系の問題集を、お金をかけずに出版したい
・もともとの書籍の雰囲気のままで書籍を読んで欲しい
書籍出版する側の、こんなニーズにも対応しています。
私は、絵本を読むのも好きです。
電子書籍出版を推しているクセに何ですが、
大切にしたい書籍や絵本は、紙の本を買っています。笑
「データではなく、紙で読みたい。」
そういう気持ちになる本に出会うことって、ありませんか?
絵本やデザイン系の本は特に、本全体の空気感や、それぞれのページでの雰囲気、
そういった部分も大きな価値であり、そこが上手く伝わらないと、その本の良い所が全然届かない場合もあります。
Amazonで絵本を探してみると、電子書籍では出版していない本が結構あります。
きっと、絵本作家さん本人が一番、紙の本の良さと価値を知っているのではないでしょうか。
「お金がかかるから、本が出版できない。」
初期費用が問題で出版できなかった人の夢が叶います。
そんな未来の絵本作家さんの本が、これからAmazonにいっぱい並ぶのかもしれません。
楽しみですネ。
また、その他の電子書籍でも、ユーザー側の自由度が高い操作性が、逆にアダとなり、出版側ができなかったことで、ペーパーバック出版で可能になることがあります。
例えば、問題集。
「前のページで出題 → 次のページで解答と解説」
ページの概念がなかった電子書籍に比べて、紙の本にはページがあります。
最新の情報に常に更新できるメリットと合わせて、こんなこともできるようになりました。
また、
「もともとの書籍の雰囲気のままで読んで欲しい。」
絵本のみならず、それを思っていた著者さんも多いかもしれません。
電子書籍は、文字の書式・大きさ・色、ナドナド、読む人が好きなように変えて読みます。
この変更で、だいぶ書籍の雰囲気が変わります。
ペーパーバックなら、もともとの雰囲気をそのまま届けることが可能ですネ。
特徴③ロイヤリティが異なる
以前、KDPセレクトのロイヤリティオプションについてお伝えしましたが、
ペーパーバックは電子書籍とは異なり、一律60%が適用と表記されています。
意外と高めで驚きますよね。
「印刷もしてくれるのに?」
と思ったら、それは早とちりですので、書籍からの収益をビジネスの主軸に置いている人は、注意が必要です。
また、電子書籍は最低小売価格と最高小売価格が決まっているのに対して、
ペーパーバックは、最低定価の独自のルールがあります。
最高定価は、Amazon.co.jpでは¥30,000と定められています。
最低定価にルールがある理由は、、
特徴④印刷費がかかる
からなんです。
普通に紙の書籍を出版している人にとっては、ごく普通のことだと思いますが、
電子書籍出版のみの人にとっては、今まで経験のないことでもあります。
60%ロイヤリティから、印刷代が差し引かれます。
基本の計算式は、
印刷コスト / 60% = 最低定価
とされています。
60%のロイヤリティの範囲内で、印刷費用をまかなえる金額が計算されます。
ペーパーバックの印刷コストについては、
・インク色
・ページ数
・普通の本か、ちょっと良い感じの本か。笑
などの複数の条件で細かく決められていて、複雑ですが、
なんと!
親切にも、「印刷コストとロイヤリティ計算機」というものが用意されているので、簡単に試算してみることができます。
その他
ペーパーバックの他の特徴は、
・背表紙と裏表紙がある
・ページがある
・電子書籍とは違う出版登録方法になる
といったことがあげられるようですが、まだ自分で出版していないので、
実際登録したら、また改めて共有させてもらいますネ。
電子書籍を出版している人は、既存の書籍で試算してみると面白いですヨ!
是非見てみてくださいネ。
私は、自分用と家族用で、計3冊を、
ペーパーバック出版登録してから、自分で購入しようと考えています。笑
この新しいペーパーバックという仕組みにより、
購入者側と出版側の新規参入と増加、
そして、
今までなかった新しいビジネスの誕生などなど、
考えるとワクワクしますネ!
実はヒッソリと、すごいコトが始まっていた!
という、お話でした。
長い記事になってしまったのに
ここまで読んでいただき、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
ではまた!
あっこでした。